AVGでウイルス検索を実施する方法について説明します。
ウイルス検索をする前には最新のワクチン情報(ウイルスパターン)を入手しウイルスデータベースを更新(アップデート)しておきます。新種のコンピュータウイルスが毎日のように発見されていますが、ウイルスパターンを作成するには新種のウイルスが発見されてから相当の時間がかかるので安心できません。それでも、できるだけ新しいウイルスパターンを利用できるようにします。
ウイルスパターンを一定期間更新できていないとWindows XPのセキュリティセンタが検知して以下のように通知してきます。Windows VISTAでも同様です。
通常のウイルス対策ソフトは定期的にウイルスパターンを更新するように設定されていますが、パソコンに電源が入っていなかったり、インターネットに接続していなかったりすると更新できないので表示されることがあります。こういうときはできるだけ早く更新します。
ウイルスデータベースを更新するにはタスクトレイにあるAVGのアイコンを右クリックして出てくるメニューから「Update now」を選びます。
Update now : 今すぐ更新する
アップデート(update)が始まります。
←クリックすると拡大します
最新状態になると次のような画面が出てきます。
Update was finished successfully. : 正しく更新できました。
No new update files are available. : 新しい更新ファイルはありませんでした。(最新版になっているとき更新すると上の写真のように表示されます。)
ウイルスデータベースが最新になったらウイルス検索を実行します。タスクトレイにあるAVGのアイコンを右クリックして出てくるメニューから「Opn AVG User Interface」を選びます。
Opn AVG User Interface : AVG利用者画面を開く
AVGの管理画面が開きます。
Computer scannerをクリックします。
←クリックすると拡大します
Computer scanner : コンピュータ検索
Scan whole computerをクリックします。
←クリックすると拡大します
Scan whole computer : コンピュータ全体を検索する
Change scan settings : 検索設定を変更する
検索設定の画面が開きますが特に変更する必要がないのでStart scanをクリックします。
←クリックすると拡大します
Scan is running : 検索しています。
Change scan settings for Scan whole computer : コンピュータ全体を検索するために設定を変更
検索が始まります。棒グラフに進捗状況が%で表示されます。
ウイルスとみなされるファイルが見つかるとFileとResult/Infectionのところに表示されます。表示された内容によって対処します。対処方法が判断できない方はサポートの受けられる製品を購入しましょう。
←クリックすると拡大します
Scan is running : 検索しています。
File : ファイル
Result/Infection : 結果/影響
Pause : 一時停止
Stop : 終了
検索が終わると以下のような画面が表示されます。
←クリックすると拡大します
You are protected. : 保護されています。
All security features are working correctly and are up to date. : セキュリティ機能はすべて正しく動作しており、最新です。
Scan results : 検索(スキャン)結果
Results overview : 結果の概要
Scan "Shell extenshion scan" was finished. : Shell extenshion scanの検索完了。
No infection was found during this scan. : 今回の検索では感染は見つかりませんでした。
This scan is complete. : 今回の検索は完了しました。
以上で終了です。特に警告が表示されていなければ安心です。右下のClose result(結果を閉じる)ボタンをクリックして終わります。
ここで紹介したAVG無料版は英語表示でサポートがありません。英語が得意でない方は日本語版を利用しましょう。
ウイルスが見つかったときの対処は急がなければなりません。ウイルスが見つかったときに即座に対処する自信のない方はサポートの受けられる製品版を利用しましょう。
ウイルスパターンの更新はこまめに行いましょう。少なくともひと月に一度はウイルス検索を実行して感染していないことを確認するようにしましょう。